二重形成・二重調整
埋没法/マイクロ切開/全切開/目頭切開

当院では埋没法の他に、切開法としてマイクロ切開、全切開をご用意しています。
さらに埋没法だけでは難しい二重のラインも、目頭切開と組み合わせて調整することで実現することが可能です。
適応

施術
埋没法について
埋没法は、極細の糸で上まぶたの数カ所を固定する二重手術です。メスを使わずダウンタイムが少ないため、すぐにメイクできる点が大きな特徴です。
一般的に、埋没法には2種類の術式「瞼板法(けんばんほう)」と「挙筋法(きょきんほう)」がありますが、当院では眼球への影響が少なく、瞼の開閉がより自然な「挙筋法」を採用しています。

挙筋法
まぶたの皮膚と挙筋(まぶたを引き上げる筋肉)を結びつけて二重を作ります。天然の二重と同様、挙筋の収縮に連動して二重ラインの皮膚が折りたたまれるため、瞼の開閉時の動きが自然に仕上がることが特徴です。
■メリット
- 開閉時の瞼の動きが天然の二重に近い。
- 糸への負荷が少ないため、二重が長持ちしやすい。
- 糸の角膜や眼球への影響がほとんどない。
■デメリット
- 瞼板法に比べ、糸の掛け方や結び方に熟練を要する。
- 糸の締め具合を調整しながら行うため、瞼板法より施術時間がやや長い。(瞼板法;10分程度、挙筋法;20~30分)
埋没法の糸の固定方法について
埋没法の糸の固定方法は2種類「結節法」と「ループ法」があります。埋没法で一重に戻る原因として、糸が切れること、瞼板と皮膚の圧着部分が少ないことがあげられます。ループ法は、皮下にループ状に糸を通すことで、圧着部分を増やす方法です。
当院では、ループ法を応用した埋没法を行っています。
切開法について
切開法は、メスを使用した後戻りのない二重整形です。上まぶたを切開し、挙筋腱膜(眼窩隔膜)の一部と皮膚を縫い合わせ、二重を作ります。
多くの場合で全切開法が行われますが、ダウンタイムを短くしたい場合や傷を小さくしたい場合にはマイクロ切開法が選択可能です。

マイクロ切開
希望の二重ラインに沿って、まぶたの数カ所を数ミリ程度切開します。切開部分から、部分的に眼輪筋を切除して二重を形成します。(眼窩脂肪が多い(腫れぼったい)場合は、脂肪の除去も行えます。)
全切開法
まぶたの幅(30mm程度)で切開を行い、皮膚のたるみや脂肪もあわせて切除することができます。
目頭切開について
目頭切開は、本来目頭の「蒙古ひだ」と呼ばれる部分を数ミリ切除して、目の横幅を広げて目を大きな印象にする手術です。
二重手術と組み合わせることで、末広型や並行型のきれいな二重ラインが形成できます。
また切開方法には「W型」「Z型」があり、目もとの形やご希望に合わせて適した方法を選択します。
W型
目頭部分をW型に切開し、蒙古ひだの皮膚を切除して縫い縮めます。平行な二重にしやすい方法です。

Z型
目頭部分をW型に切開し、皮弁を入れ替えて縫い合わせます。どのような二重デザインにも適応します。

施術詳細
施術時間 | 30〜40分程度 |
---|---|
麻酔 | 点眼麻酔+局所麻酔(注射) |
メイク | 翌日から可能ですが、縫合部はさけてください。 |
施術中の痛み | 麻酔をするため、ほとんど痛みはありません。少しでも不安があれば、お気軽にご相談ください。 |
洗顔・洗髪 | 当日から可能です。 |
入浴 | 術後2~3日はシャワー浴で、それ以降は入浴可能です。 |
ダウンタイム |
|
内出血 | 内出血が生じることがありますが、1~2週間ほどで消退します。内出血はメイクなどで隠すことが可能です。 |
術後の処置 |
|
注意点 |
|
リスク | 出血、腫れ、小ジワ、拘縮(違和感・つっぱり感)、過剰切除による陥凹、過少切除による再発・残存、左右差、糸の露出、麻酔による術後の一時的複視など。 万が一術後に異常を感じた際は、適切な処置を行うため、速やかにクリニックまでご連絡ください。 |
禁忌事項 |
施術を控えていただきたい方
|
価格
埋没法(2点) | ¥110,000(税込) |
---|---|
埋没法(3点) | ¥143,000(税込) |
埋没法(4点) | ¥165,000(税込) |
マイクロ切開法(3点) | ¥220,000(税込) |
マイクロ切開法(4点) | ¥242,000(税込) |
全切開法(挙筋処理なし) | ¥385,000(税込) |
全切開法(挙筋処理あり) | ¥440,000(税込) |
目頭切開 | ¥275,000(税込) |
目頭切開 ※埋没法やマイクロ切開法との併用の場合 | ¥220,000(税込) |
目頭切開 ※全切開との併用の場合 | ¥165,000(税込) |
他院での埋没糸抜糸 | ¥44,000(税込) |
笑気麻酔 | ¥5,500(税込) |
※「埋没法」「切開法(マイクロ切開法・全切開法)」「目頭切開」の価格には、局所麻酔代・術後薬代・経過診察代が含まれています。
ご質問
- 治療の流れを教えてください
- 手術部分のメイクを落とした後、施術前の撮影を行います。希望のラインにマーキングを行い、施術部位に局所麻酔(注射)を施してから、手術を行います。術後は10分ほど冷却し、その後お帰りいただけます。
- 二重整形を受けた後に、通院する必要はありますか?
- 埋没法の場合は、通院の必要はありません。切開法の場合は、抜糸が必要になるため約1週間後に再診していただきます。いずれの術式においても、施術部の腫れが落ち着いてなじむまでの間、気になることがありましたらいつでもご連絡ください。当院では、二重整形の施術後のアフターケアだけでなく、将来的な合併症や加齢による変化も含めてフォローします。
- 他の美容クリニックで行った埋没法を修正することはできますか?
- 修正できる場合とできない場合があります。埋没法は抜糸の必要がなく、術後にラインの幅を変更することが可能です。メリットは「糸を外せば元に戻せる」という点ですが、逆に言うと「元に戻りやすい」というデメリットにもなります。後戻りしにくい独自の二重整形を提供するクリニックもあり、術式によっては修正が困難な場合もあります。将来、修正を検討する場合に支障をきたす可能性があるため、術式を理解したうえで二重整形を受けることを推奨します。
- まぶたが薄くても、二重整形は受けられますか?
- 手術可能ですが、まぶたの状態を見極める必要があります。結膜炎のリスクを減らす目的で、埋没法では二重を作る糸の結び目を皮膚側に作ります。そのため、まぶたの皮膚が薄い方は、まぶたを触ると結び目が分かることがあります。
- マイクロ切開法で二重整形すれば、一重に戻ることはないですか?
- 上まぶたの一部を切開して、まぶたを持ち上げる筋肉と皮膚を縫い合わせるため、一重に戻る可能性は低くなります。しかし、全切開法に比べると皮膚と皮下組織の癒着部分が少なくなるため、年月とともにまぶたの折り込みが浅くなったり、ラインが消失したりする可能性があります。
- 切った部分の傷口は残りますか?
- 二重整形の手術直後は目立ちますが、1~2カ月程度で目立たなくなります。切開部はへこみを生じることがあり、閉瞼時に少し傷跡が見える可能性があります。しかし、二重ライン上なので、メイクをしていない時でもほとんど目立ちません。
- 眼瞼下垂の場合、二重整形の施術を受けられますか?
- 受けられます。もともと片側の眼瞼下垂がある場合は、二重整形の施術と併せて、眼瞼下垂手術も検討します。2つの治療を行う場合にも、丁寧なカウンセリングを行い、仕上がりイメージを共有してから施術します。